一般財団法人 ユニバーサルコードは、今後様々な疾病治療や健康増進に活用される臍帯(へその緒)の、最新テクノロジー情報の発信や倫理的に正しい活用に関する意見交換を通して、日本、そして世界における臍帯利用の促進を後押しすることを目的とした有識者、及び企業の有志コミュニティです。
私たちは、まさに、命の源であり「命をつなぐ」臍帯という資源の潜在的な可能性を探究することで様々な人々の、より健やかな人生をサポートすることに寄与します。また、健康な臍帯は、健康な妊婦さんによって作られます。妊婦さんの安全で健やかな出産を応援することも、未来の臍帯活用医療の発展につながると考えています。
一般財団法人 ユニバーサルコード 委員長 長村 登紀子
東京大学医科学研究所附属病院
セルプロセッシング・輸血部 准教授、同部長
- 1990年
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東京大学医科学研究所附属病院血液内科
- 1998年
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米国NIH Visiting fellow
- 2004年
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東京大学医科学研究所 セルプロセッシング・輸血部 講師
- 2014年
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東京大学医科学研究所附属病院 セルプロセッシング・輸血部 准教授、同部長
- 2017年
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東京大学医科学研究所附属病院 セルプロセッシング・輸血部 臍帯血・臍帯バンク長 兼任
赤ちゃんの誕生の記しに「へその緒」を保存する慣習が日本にはあります。「へその緒」は赤ちゃんのへそに残っている側の臍帯を指しますが、私どもは、その残りの臍帯を用いた細胞治療を目指しています。
臍帯から得られる間葉系細胞には、免疫調整能や組織修復能があり、これらを難病治療に利用するために研究を進めてきました。
現在、臨床研究用の細胞の製造や基盤・基礎研究用の細胞を安定的に提供する仕組みの構築を進めており、その達成と維持のために、「東京大学医科学研究所附属病院 臍帯血・臍帯バンク(東大医科研臍帯血・臍帯バンク、 IMSUT CORD)も東京大学医科学研究所附属病院臨床研究支援組織の一環として2017年4月より設置されています。研究と細胞製品化を推進し、臍帯の医療活用をよりドライブしていきたいと思っています。
当サイトでは、臍帯の医療活用に関する正しい知識の発信をサポートしていきたいと思っています。